体に「ピリピリ」とした痛みがありますが、帯状疱疹でしょうか？

「ピリピリ」「チクチク」した痛みは帯状疱疹でよくみられる症状の一つですが、これだけでは帯状疱疹と断定できません。
神経の圧迫や損傷が原因で起こる椎間板ヘルニアなどの可能性もあります。以下を参考に、当てはまる点が多いか確認してみてください。

帯状疱疹の典型的な症状

ピリピリ・チクチク・ズキズキするような神経痛が起こったり、服が触れただけでも
痛いアロディニアと呼ばれる現象が起こります。皮疹が出る 1〜5日前から痛みだけ
先に出ることが多いです。

胸、腹、背中、顔などに片方だけ症状が出ます。理由としては帯状疱疹が片側だけに
なるのは、原因となる「水ぼうそう」のウイルスが、体の片側の神経に沿って再活性化するためです。
神経に沿って炎症が起こるため、症状もその神経の支配領域に沿って、左右どちらか片側だけに出ます。

神経に沿ってチクチクとした痛みやかゆみが出た後、体の片側に赤い発疹が出現し、それが小さな水ぶくれに変化する
皮膚の病気です。水ぶくれは膿を持つこともあり、数が増えて帯状に広がります。この段階に進んだら、できるだけ早く
皮膚科を受診することが重要です。

・帯状疱疹の場合は、抗ウイルス薬などを早期に使用することが非常に重要です。
・発疹が出てからでも早いほうがよく、72時間以内に治療を始めると後遺症（神経痛）を防げる可能性が高まります。

受診の目安！

・痛みが体の片側に限られて出ている。
・ピリピリ・ズキズキする痛みが続く。
・その部位が触ると過敏・しびれる。
・近日中に赤い発疹や水ぶくれが出てきた、または出そうな感じがする。

帯状疱疹にならないための注意点！

・発疹や水ぶくれは清潔を保ち、かかない・つぶさないようにしましょう。
→ 二次感染（細菌感染）を防ぐためです。
・皮膚を洗うときは、ぬるめのシャワー・刺激の少ない石けんを使います。
・水ぶくれが破れたら、ガーゼなどで軽く覆うとよいです。

・十分な睡眠・栄養をとる（免疫力回復のため）
・ストレス・過労・冷えは再発や悪化の原因になることも
・アルコールや辛いものは神経痛を悪化させる場合があるため控えめに

当院では帯状疱疹の方への適切な治療を提供しております。不安な方は是非一度、ご来院ください！お待ちしております。