家族に生活習慣病の人が多いのですが、遺伝の影響はどのくらいありますか?

生活習慣病における遺伝の寄与率は「全体の約3割」といわれています。残りの7割は日々の生活習慣が占めており、当院ではこの「7割の領域」をコントロールする予防医学に力を入れています。

「家系だから自分も避けられない」と諦める必要はありません。医学的には、生活習慣病は特定の遺伝子だけで決まるのではなく、複数の遺伝的素因に「環境負荷」が積み重なって発症する「多因子疾患」と考えられています。

遺伝よりも影響が大きい「生活習慣の継承」

家族で同じ病気が重なりやすいのは、遺伝子の影響以上に、「家庭内のライフスタイルが似通っていること」が大きな原因です。

  • 食生活の癖: 味付けの好み(濃い味、甘いもの)、食事のタイミングや量。
  • 活動量の少なさ: 家族に運動の習慣がない、座りっぱなしの生活が多いなど。 これらは「体質」ではなく、家族間で受け継がれた「習慣」です。この共通の習慣を意識的に書き換えることが、予防の最大のカギとなります。

当院独自の「ゆるトレ」で、遺伝のリスクを跳ね返す

生活習慣を改善しようとして、いきなり激しい運動を始める必要はありません。当院では、無理なく続けられる「ゆるトレ」を推奨しています。

  • 運動のスイッチを入れる: 遺伝的に代謝が落ちやすい体質の方でも、専門スタッフの指導による適切な筋肉への刺激(ゆるトレ)で、基礎代謝を上げ、生活習慣病の発症を未然に防ぎます。
  • 痛みがあっても大丈夫: 当院はリハビリテーションの専門家がいるため、関節に痛みがある方でも負担なく行えるプログラムを提案できます。

「生活習慣管理案内」による二人三脚のサポート

予防医学において最も大切なのは、自分の状態を客観的に把握し、継続することです。当院では「生活習慣管理案内(療養計画書)」を作成し、お一人おひとりに合わせた具体的な改善プランを提示しています。

  • 可視化された目標: 血液検査の結果や活動量を踏まえ、医師やスタッフと共に具体的な目標を設定します。
  • 科学的なアプローチ: 家族歴(遺伝的背景)を考慮した上で、どの数値を重点的に管理すべきかを明確にします。

ご家族の病歴は、あなたが将来どのリスクに備えるべきかを教えてくれる「自分専用の予防マニュアル」です。
自分の弱点を事前に把握して対策を打てることは、健康寿命を延ばす上で非常に有利なポイントとなります。
「体質だから……」と諦める前に、まずは当院でご自身の状態をチェックしてみませんか?
「ゆるトレ」と「生活習慣管理」という強力なツールを使って、病気に負けない体作りを一緒に進めていきましょう。

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