禁煙外来で使われる薬は「危険な薬」というわけではありませんが、副作用や注意点があります。
禁煙外来の薬では、主に3種類の薬があります。
ニコチンパッチ(貼り薬)
【効果】
皮膚から少量のニコチンを吸収し、離脱症状(集中力低下、イライラなど)を軽減します。

【貼るポイント】
1日1回、毛が少なく汗をかきにくい場所(腕、肩、背中、腹部など)に新しいものを貼る。
皮膚のかぶれを防ぐため、毎日貼る場所を少しずつずらした方が良いでしょう。
【注意、副作用】
パッチを皮膚に貼る
ニコチンが皮膚からじわじわ吸収される
血中ニコチン濃度が安定し、離脱症状が和らぐ
パッチのサイズを段階的に小さくし、ニコチンへの依存を徐々に減らす
チャンピックス
【効果】
禁煙の離脱症状を軽くし、タバコを吸ったときの満足感を抑える処方薬の禁煙補助。
ニコチンを含まず、脳の受容体に直接働きかけ禁煙成功目指す。
また、ニコチンパッチよりチャンピックスの方が禁煙成功率が高いと言われています!
【注意、副作用】
最も多い副作用「吐き気」の具体的な対策
眠気やめまいが出た場合の注意点
不眠や悪夢など睡眠に関する副作用への対応
気分の落ち込みなど精神症状が出た場合の注意点
(もともとこのような症状がある方は、その症状が強く出る場合もあります。
チャンピックスを服用中に上記のような症状が現れたら、服用は中止し、主治医に相談をしてください。

ニコチンガム
【効果】
タバコをやめた際に起こるイライラや集中困難などの離脱症状を和らげる禁煙補助剤です。
噛むことで少量のニコチンが口腔粘膜から吸収され、吸いたい気持ちを素早く抑えられます。
【注意、副作用】
ニコチンガムがやめられず、毎日ガムを噛み続けているという方の場合は、すでに依存が生じている可能性が否定できません。
実際、海外ではニコチンガム使用者の10数%~40%近くが依存症となっています。
1年以上に渡ってガムを使用続けている方もいらっしゃいます。
【まとめ】
禁煙外来で使用される薬には、ニコチンパッチやニコチンガム、チャンピックス(バレニクリン)などがあります。当院では主にチャンピックスを用いた禁煙治療を行っており、喫煙による満足感を抑えながら禁煙時の離脱症状を軽減し、
禁煙成功率の向上を目指します。副作用として吐き気や不眠などがみられることがありますが、多くは軽度です。
医療的には、薬の副作用リスクよりも喫煙による健康被害の方が大きいとされており、医師の管理のもと安心して治療を受けていただけます。
