突然、腰に強い痛みが出ると「ぎっくり腰かな?」「少し休めば治るかな?」と考える方も多いと思います。
実際、急に起こる腰痛の多くは、筋肉や関節、椎間板などに負担がかかることで起こり、時間の経過とともに少しずつ改善していくケースも少なくありません。
ただし、腰痛の中には早めに病院を受診したほうがよいものもあります。
腰の痛みだけではなく、「腰痛と一緒にどんな症状が出ているか」を見ることも重要です。
急な腰痛に加えて、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- 尿が出にくい、または尿や便を漏らしてしまう
- お尻や股の周辺にしびれや感覚の違和感がある
- 足に力が入りにくい、歩きにくくなってきた
- 発熱や悪寒と一緒に強い腰痛がある
- 転倒や転落などのあとから強く腰が痛む
- がんの治療歴があり、新しく腰痛が出てきた
- 安静にしていても痛みが強い、夜中に痛みで目が覚める
- 腰痛とともに原因のわからない体重減少などがある

特に、「尿が出にくい」「股の周辺の感覚がおかしい」「足に急に力が入りにくくなった」といった症状がある場合は、腰の神経が強く圧迫されている可能性があります。
このような神経症状は早めの対応が必要になることがあるため、「少し様子を見よう」と我慢せず、速やかに受診することをおすすめします。
痛みが強いからといって、必ずしも重症とは限りません。
腰痛では、痛みの強さと病気の重さが必ずしも一致するわけではありません。
ぎっくり腰などでも、立ち上がれないほど強く痛むことがあります。一方で、痛み自体はそれほど強くなくても、足の筋力低下などが出ている場合には注意が必要です。
そのため、「どのくらい痛いか」だけで判断するのではなく、しびれや足の動かしにくさ、発熱、排尿・排便の変化などがないかを確認することが大切です。
ただ、痛みが日に日に強くなる、足のしびれが広がってきた、力が入りにくくなった、痛みで日常生活が送れない状態が続くといった場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
「いつもの腰痛だから大丈夫」「ぎっくり腰だと思う」と
自己判断しすぎず、普段とは違う症状がないかを
確認してみてください。
迷ったときは、無理に我慢せず医療機関へ
相談することも大切です。

